musubi style通信

2018/07/06

水引で楽しむ、七夕飾り。

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7月7日は七夕。

「たなばた」または「しちせき」とも読み、

古くから親しまれている日本の伝統行事のひとつです。

願い事を書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉に吊るして

星にお願いをする習慣が今も残っています。

私も小さいころ、たくさんの短冊を笹の葉に吊るして

織姫と彦星にお願いしていました。

 

そんなロマンティックな七夕をイメージして

今回は、インテリアとしても楽しめる七夕飾りを

水引で結んでみました。

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主役は、「梶の葉」です。

何とも不思議な形をしているこの梶の葉。

平安の昔から神木として奉られ、

諏訪大社のご神紋としても用いられているそうです。

平安貴族は、梶の葉に願い事を書いて川に流していた

とのことですが、それが江戸時代には庶民にも広がり

梶の葉の表面に願い事や和歌を書いて笹に結び

七夕飾りの短冊の代わりに使用していたといいます。

梶の葉は、連続あわじ結びで表現しました。

濃淡の緑が立体感を醸し出しています。

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そして梶の葉には、願い事が叶うといわれている

叶結びを絡ませてアクセントをつけています。

叶結びは、結びの表が「口」の字、裏が「十」の字に

見えることから開運のモチーフともいわれています。

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清楚で涼しげな蚊帳生地を背景に

短冊をイメージした五色の水引を流れるように

デザインしました。

緑、赤、黄、白、紫は自然の色を表しています。

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みなさまにも素敵なハッピー生まれますように。