musubi style通信

2018/09/11

第四十二候 処暑 禾乃登る(こくものみのる) 旬の野菜「茄子」を水引で作りました。

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みなさんこんにちは。musubi styleです。

 

暑さが少しやわらぐ今頃のことを「処暑」と言います。暑さが止む、という意味の言葉ですが、朝の風や夜の虫の声に秋の気配を感じだす季節になってきました。

さて、新暦の9月2日~6日ころのことを、七十二候では「処暑 末候 禾乃登る(こくものみのる)」と言います。

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禾(のぎ)とは、稲などの穂先に生えている毛のことです。稲穂には米の粒がこぼれるように実り、日に日に熟していきます。「禾」の字は、もともと穂を垂らした稲の姿を描いた象徴文字だったそうで、田に稲が実り、穂をたらすころのことを「禾乃登る(こくものみのる)という言葉に込めたのだと思います。

 

この時期の旬の魚といえば「鰯」。日本の食生活には欠かせない大衆魚ですが、近頃は健康に良いということから缶詰も大人気だそうです。そして旬のやさいは「茄子」ですね。「夏の実」から「奈須比」、転じて「茄子」となったとか。茄子は「成す」に通じることから縁起がいい食べものとされ「一富士、二鷹、三茄子(なすび)」とお正月の初夢でも有名ですね。

 

◆水引で結ぶ「茄子(なす)」

というわけで、七十二候を楽しむ旬の野菜や果物、お魚などを水引で結んでいきたいと思います。第1回目の今日は、私も大好きな野菜のひとつ「茄子」を結んでみました。みなさんもご一緒にいかがですか?

 

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