musubi style通信
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2018/09/11
来年の干支は「イノシシ」。水引で結んでみませんか。
みなさまこんにちは。musubi styleです。
朝夕すっかり涼しくなって、今年も3ヶ月余りとなりました。毎年この時期になると、お教室でも来年の干支をつくり始めます。来年2019年の干支は「イノシシ」です。イノシシといえば、人間を襲ったり、農作物などを荒らしたりと、危険な動物としてのイメージが定着していて、なかなかかわいいイメージが膨らみません。
出典:Prokaev_Vladimir / iStock. by Getty Images
そこで、イノシシの赤ちゃん「うり坊」をイメージして結んでみました。うり坊の名前の由来は、背中に生えた波型の縞模様の毛がウリ(縞瓜:しまうり)に似ていることから「うり坊」と呼ばれているそうです。写真は、かわいいうり坊がお散歩しているイメージで撮影してみました。
2018/09/11
第四十三候 白露 草露白し(くさのつゆしろし)旬のさかな「秋刀魚」を水引で作りました。
みなさまこんにちは。musubi styleです。
ようやく残暑が引いて、秋めいてまいりました。早朝、野山を歩くと木々の葉や草花に小さな露が降りていることに気づきます。このように。大気が冷えてきて露を結ぶころのことを「白露」と呼び。新暦の9月7日~11日ころのことを「白露 草露白し(くさのつゆしろし)」と言います。草に降りた露が白く光って見えるころ。朝夕の涼しさが、くっきり際立ってきます。
9月9日は重陽の節句。菊の節句で、長寿を祈る日です。平安の時代、宮中では菊を飾って鑑賞したり、盃に菊の花びらを浮かべて酒を飲んだり、詩歌を詠みあったりと優雅に過ごしたと言います。
さて、この時期の旬のさかなといえば「秋刀魚(さんま)」ですね。今年は豊漁のようですから、食卓に上る回数も多くなるのではないでしょうか。お刺身や煮つけ、干物も美味しいですが、やはり塩焼きがいちばん。焼き立てのじゅうじゅういっているところにすだちや醤油を垂らして、大根おろしといただくと最高のごちそうです。
◆水引で結ぶ「秋刀魚(さんま)」
というわけで、七十二候を楽しむ旬の野菜や果物、お魚を水引で結ぶシリーズの第二回目は「秋刀魚」です。連続淡路結びで仕上げました。水引で結ぶと秋刀魚も意外とかわいくなりますね。
2018/09/11
第四十二候 処暑 禾乃登る(こくものみのる) 旬の野菜「茄子」を水引で作りました。
みなさんこんにちは。musubi styleです。
暑さが少しやわらぐ今頃のことを「処暑」と言います。暑さが止む、という意味の言葉ですが、朝の風や夜の虫の声に秋の気配を感じだす季節になってきました。
さて、新暦の9月2日~6日ころのことを、七十二候では「処暑 末候 禾乃登る(こくものみのる)」と言います。
禾(のぎ)とは、稲などの穂先に生えている毛のことです。稲穂には米の粒がこぼれるように実り、日に日に熟していきます。「禾」の字は、もともと穂を垂らした稲の姿を描いた象徴文字だったそうで、田に稲が実り、穂をたらすころのことを「禾乃登る(こくものみのる)という言葉に込めたのだと思います。
この時期の旬の魚といえば「鰯」。日本の食生活には欠かせない大衆魚ですが、近頃は健康に良いということから缶詰も大人気だそうです。そして旬のやさいは「茄子」ですね。「夏の実」から「奈須比」、転じて「茄子」となったとか。茄子は「成す」に通じることから縁起がいい食べものとされ「一富士、二鷹、三茄子(なすび)」とお正月の初夢でも有名ですね。
◆水引で結ぶ「茄子(なす)」
というわけで、七十二候を楽しむ旬の野菜や果物、お魚などを水引で結んでいきたいと思います。第1回目の今日は、私も大好きな野菜のひとつ「茄子」を結んでみました。みなさんもご一緒にいかがですか?