musubi style通信
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2018/07/31
水引でウェディング。お届けパッケージ。
今回の水引ウェディング。
遠方にお住いのカップルなので
第一弾の鶴と亀、新郎新婦は
桐の箱にお入れして
お送りさせていただきました。
水引はもともと、
遣隋使の小野妹子が帰朝した際、
隋からの答礼品が携えてきた贈り物に
紅白の麻ひもが結ばれていたことに
さかのぼります。
そんな、飛鳥時代の贈り物を
イメージしながら、
パッケージにも水引飾りを
心を込めて結ばせていただきました。
2018/07/31
水引でウェディング。紋付き袴の新郎と白無垢の新婦。
今回の水引ウェディング。
おふたりから特にリクエストが
あったのが、
紋付き袴の新郎と白無垢の新婦
を水引で表現してほしいという
アイデアでした。
新郎新婦を水引で結ぶというのは
初めてのこと。
何度も試行錯誤を繰り返しながら
ようやく完成しました。
今回の作品は、縁起がいいと言われている
「あわじ結び」を基本に
仕上げました。そして
髪飾りや家紋には、固く結ばれて
ほどけないという意味を持つ
「梅結び」を。
顔には長生きの意味を持つ
「亀結び」を。
そして新郎新婦の背には
願い事が叶うことを祈って
「叶結び」で仕上げています。
「叶結び」は、
結びの表が「口」の字、
裏が「十」の字に見えることから
開運のモチーフと言われています。
一番苦労したのが、
新婦の綿帽子とその表情でした。
何度も何度も作り直して
ようやく満足のいく
作品に仕上がりました。
前撮りに間に合うようにとの
リクエストもあり、
先日お送りさせていただいた
新郎新婦と鶴と亀。
おふたりにはとても喜んで
いただきました。
心からおめでとうございます。
2018/07/31
水引でウェディング。鶴と亀。
9月にご結婚披露宴を
予定されているカップルの方から
「水引」をコンセプトにした
披露宴を手伝ってほしいという
ご相談をいただきました。
ウエルカムスペースの演出や
席次表のアレンジ、
新婦のブーケ制作などです。
結婚式といえば「鶴と亀」。
おめでたいセレモニーには
欠かせない縁起物として
様々な場面に取り入れられて
珍重されています。
亀の子結びという技法で結んだ
鶴と亀は、
神聖なるけがれのない「白」と
魔除けの意味を持つ「赤」の
コントラストがお祝いムードを
盛り上げます。
古来より「鶴は千年」と言われ
長寿を象徴する吉祥の鳥として、
また夫婦仲が大変よく、
一生を連れ添うことから、
「夫婦鶴」と言われて、
「仲良きことの象徴」の鳥 と
されてきました。
また鳴き声が共鳴して遠方まで
届くことから、「天に届く=
天井界に通ずる鳥」と言われる
など民衆の間に、めでたい鳥
として尊ばれてきました。
一方、古来より中国で
大変目でたい動物とされてきた
「亀」は、
日本においても「亀は万年」と
言われるように、鶴とともに
「長寿を象徴する吉祥の動物」
とされ、目でたい生き物として
尊ばれています。
また、甲羅の紋様の六角形は
吉祥を表す図形といわれています。
おふたりのしあわせを心から願い
1本1本丁寧に結びました。
2018/07/31
水引で結んだ金魚。見た目も涼やかです。
夏の風物詩といえば金魚。
私も子どものころ、
夜店で金魚すくいをするのが
大好きでした。
ゆらゆらと水の中を泳ぐ姿は
何とも涼しげですよね。
そんな水中を優雅に泳ぐ姿を
イメージして結んだ金魚たちです。
水引で結んだ金魚は、
モビール仕立てにすると
風にゆらゆら揺れて、
お部屋の中がとても涼しげに
演出できます。
金魚が日本の夏の風物詩として
広く親しまれるようになったのは
江戸時代からのようです。
大阪の豪商である淀屋辰五郎は
天井に取り付けた
舶来物のガラス製の大きな水槽の
中に金魚を泳がせて、
下から眺めることで
暑気払いをしたとか。
江戸時代には、メダカとともに
庶民の愛玩物として広まり
金魚売りや金魚すくいなどの
販売形態も生まれて、
多くの人に愛されるように
なったようですね。
みなさんも、連続あわじ結びで
可愛い金魚を結んでみませんか?
2018/07/06
水引で楽しむ、七夕飾り。
7月7日は七夕。
「たなばた」または「しちせき」とも読み、
古くから親しまれている日本の伝統行事のひとつです。
願い事を書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉に吊るして
星にお願いをする習慣が今も残っています。
私も小さいころ、たくさんの短冊を笹の葉に吊るして
織姫と彦星にお願いしていました。
そんなロマンティックな七夕をイメージして
今回は、インテリアとしても楽しめる七夕飾りを
水引で結んでみました。
主役は、「梶の葉」です。
何とも不思議な形をしているこの梶の葉。
平安の昔から神木として奉られ、
諏訪大社のご神紋としても用いられているそうです。
平安貴族は、梶の葉に願い事を書いて川に流していた
とのことですが、それが江戸時代には庶民にも広がり
梶の葉の表面に願い事や和歌を書いて笹に結び
七夕飾りの短冊の代わりに使用していたといいます。
梶の葉は、連続あわじ結びで表現しました。
濃淡の緑が立体感を醸し出しています。
そして梶の葉には、願い事が叶うといわれている
叶結びを絡ませてアクセントをつけています。
叶結びは、結びの表が「口」の字、裏が「十」の字に
見えることから開運のモチーフともいわれています。
清楚で涼しげな蚊帳生地を背景に
短冊をイメージした五色の水引を流れるように
デザインしました。
緑、赤、黄、白、紫は自然の色を表しています。
みなさまにも素敵なハッピー生まれますように。